上司を尊敬した出来事

私は貿易商社に勤めていました。

上司を尊敬した出来事

私は貿易商社に勤めていました

上司を尊敬した出来事
■ 52歳 : 女性の話
私は貿易商社に勤めていました。
私は中国語が話せるので、中国貿易室への配属になりました。

中国貿易室には室長以下、数名の社員が在籍しており、そのうち四名が中国語を話すことができました。
室長を除いた三名は大学時代から中国語を習っていましたが、室長だけは入社してから中国語を覚えたとのことでした。
ですが、一番ペラペラなのは室長でした。

同じフロアで、中国貿易室の隣はヨーロッパからの輸入の部署でした。
そこにも数人の社員がおりましたが、英語が話せるのは二名だけでした。
その二名が外出していた時のことです。
隣の島に電話が掛かって来ました。
女子社員が電話に出ると、相手は英語です。
英語の話せない女子社員は、いつものように「ジャストモーメントプリーズ」とだけ告げましたが、さて、英語を話せる上司が不在です。

すると、うちの室長が「俺が出よう」と言って、受話器を取ったのです。
室長の中国語は毎日のように聞いていましたが、彼が英語を話すところは見たことがありませんでした。

ところが、室長の口から出たのは堂々とした流暢な英語でした。
二か国語を不自由なく使いこなす室長を、思わず「カッコいい」と思いました。

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