上司を尊敬した出来事

上司は男勝りの女性で、失敗したら厳しく叱ってくれる人です。

上司を尊敬した出来事

上司は男勝りの女性で、失敗したら厳しく叱ってくれる人です

上司を尊敬した出来事
■ 33歳 : 女性の話
上司は男勝りの女性で、失敗したら厳しく叱ってくれる人です。
新入社員の頃は、しょっちゅう怒鳴られるので、ものすごくストレスを感じて、「こんな上司嫌だ」といつも思っていました。

でも、ある出来事をきっかけに、上司を尊敬するようになりました。

二人揃って取引先を訪問する際、平日の昼間に電車で移動中のことでした。
平日とはいえ、都心の路線なので、座席は全て埋まっており、私と上司はつり革につかまって立っていました。
仕事の話や、雑談をしながら電車に揺られていると、目の前の席に座っている男性が、隣の女性に話しかけ始めました。
「これ、スカート?スカート?」と言いながら膝を指差しています。私と上司は、思わずじっと男の行動とおびえる女性を見ていました。

そうしているうちに、男が「これ、フリル?ピンクだね」と、女性が着ているブラウスの胸元を指差して、すーっと胸のあたりに触れようと手を伸ばしました。
女性は驚きと恐怖からか固まってしまっており、目の前の私も同じく目を見開くだけで、何もできませんでした。

でも、上司は違いました。
胸を触れようとする男の手をバシっと叩き落として「何やってるんだ!」と一言。男が「あっち行け」と言うと、「お前があっち行け」と言い放ちました。
その言葉を聞くと、男は勝ち目がないと思ったのか、席を立って隣の車両に移動しました。

その瞬間から、勇気と正義感溢れる上司を尊敬するようになりました。
同時に、怒鳴られるのも仕事へのプライドと部下への愛情からなのだと理解できました。
「この上司なら、ついていきたい」と思うようになり、今も一緒に仕事をしています。
でも「尊敬しています」と口に出したことはありません。なんだか照れくさくて。いつか言えたらいいなと思ってます。